記憶の地図で、迷子になる事を期待して。 [地図表示]
Tweet 2011年2月末、何の疑問も持たずに3月下旬に車検の予約を男爵さんに入れた。
しかし、4月になってから車検切れ寸前のバイクを引き取りに来てもらい、何とか通してもらった。
理由は、私が新潟県にいなかったから。
あの3月を何時かリセットしようと思いながら、2年以上が過ぎてしまった。
2013年6月14日(金)、なんと昨日(13日)から4連休!!
って事で、7時前に家を出て南相馬市に向け出発。
今回は地図を持っていかない。
主要道路だけじゃなく、走った道全てがフルカラーで脳裏に焼き付いている。
でも新しい道路や建物で、どこがドコだか判らなくなってる事を期待して進む。
福島県へのアプローチは、いつも通り、阿賀野川沿いの国道49号線。
会津若松市をぬけ、猪苗代湖の湖畔北側をひたすら東へ進み、郡山市から国道4号線で二本松市へと進む。
コスモ石油のある交差点から県道62号線を西に進み、まずは二本松市役所東和支所を目指す。
途中、ニュースで見た看板が立っていた。
『除染作業中』
この看板を通過後に、路肩と側溝の土を袋に詰める人、草を刈ってトラックに乗せる人、それぞれ汗を拭きつつ作業されてました。
10時半前に到着。
以前、東和支所の2階には、浪江町の役場があった。
そして周辺には避難所もあった。
そういえば幼稚園くらいの子に、笑顔のオマケ付きでアメ2つ貰ったなぁ。
お返しはパン1コ。
算数できないオヤジだからねぇ、損させちゃってゴメンな〜。
東和支所や、東和文化センター内で事務をされてる方がいましたが、2年前より人が圧倒的に少ない。
そして、町内にはシャッターの閉まってる店が数倍に増えていた。
気を取り直し、国道349号線を北に進んで川俣町へ、そして通いなれた県道12号線で飯館村をぬけて一気に南相馬市へ。
南相馬市までは道路も補修されていて、若干段差は残っていたけど走りやすかった。
ライダーは誰もいない。
車も少〜ししか走っていない。
民家のない所では、人には絶対に言えない速度でかっ飛ばし、南相馬市の原町に到着した。
ちなみに、東和で写真を撮る為に止まった以外、休憩してない。
11時半にもなっていないが、休憩と早めの昼飯を兼ねて、2年前から気になってたラーメン屋へ直行!
味噌ラーメン、激ウマ!!
絶対におススメです。
他には、醤油、豚骨がありました。(4種類あったと思ったんですが、…忘れた!)
店の方から市内の近況を聞いたが、あまり芳しくないらしい。
腹も膨れたし、県道120号線を南下して今回の目的地、小高区へ向かう。
原町までは道路が整備されていたが、小高区に近づくにつれ、道路にヒビや段差が目立って増えてきた。
人の気配が減っていく。
民家の屋根にもブルーシートと、擦り切れたような土のうが載ってる。
津波を食らった民家の中は、あの時に片づけたまま、畳を積み上げたままになってる。
これ、2年前から変わってないじゃん!
変わったのは、瓦礫の山の高さが半分になっている事と、線路や田んぼが雑草に埋もれてる事だけ。
立入禁止区域が解除されて1年以上経ってるのに、インフラの整備がほとんど(全く!)行われていない。
ガッカリしたが、これからの復興に期待しつつ来た道を戻る。
地図は全く更新されなかったばかりか、かえって鮮明になってしまった。
数年後、また来よう!
本宮市まで戻ったところで、「ちょっと攻めたいな〜。」なんて思い立ち、安達太良山方向へ進路を変える。
国道459号線に乗り、土湯温泉方向へ進み、『道の駅 つちゆ』で休憩。
磐梯吾妻レークラインに向け、土湯バイパスを西に進む。
この土湯バイパスが大当たり!
景色も良いし、結構太い道路なんでソコソコ遊べる。
気持ちよ〜くレークラインを抜け、そのまま磐梯山ゴールドラインへ突入。
途中、まったりと猪苗代湖を眺める事を忘れませんよ。
国道49号線を走行中、気圧が下がってきたな〜って思ったら、ポタッ。
慌てて『道の駅 にしあいづ』に寄り、ヒップバッグのカバーを出そうとチャックを開けたが、無い!子供に貸したままだった!!
こんな時に限ってコンビニ袋も何もない。
雨の中、かっ飛ばして帰る事はできない。
なぜなら私のバード、フロントタイヤがカットスリック状態!部分的にはスリック状態!!
メッシュジャケットじゃ防水性ゼロなんで、携帯を車検証の袋に押し込み、諦めて進む。
途中から豪雨に変わり、「こりゃシャワーですか?」って思うくらいだったが、アッという間に回復し、『道の駅 阿賀の里』に着くころにはジーパンも半乾き状態に回復。
ただしパンツはぐっしょり、オモラシ状態。
どこにも寄れません。
温泉どころかコンビニにも行けません。
真っ直ぐ帰宅し、狭い風呂であきらめました。
最後に。
人も、食べ物も、景色も良い。
そして何より道がイイ!(補修されてたら、ですけど)
避難されてる方や現地で頑張ってる方が、御苦労されてるのに不謹慎な事を言います(書きます?)が、やっぱ福島県は楽しいわ!
また遊びに行こ〜っと。
走行距離 : 568km
燃 費 : 19.5km/リットル (予想以上の低燃費)
時 間 : 11h (予想通りの短時間、メシにはタップリ1h使ってます)
費 用 : 1200円 (ガソリン代は除く)
しかし、4月になってから車検切れ寸前のバイクを引き取りに来てもらい、何とか通してもらった。
理由は、私が新潟県にいなかったから。
あの3月を何時かリセットしようと思いながら、2年以上が過ぎてしまった。
2013年6月14日(金)、なんと昨日(13日)から4連休!!
って事で、7時前に家を出て南相馬市に向け出発。
今回は地図を持っていかない。
主要道路だけじゃなく、走った道全てがフルカラーで脳裏に焼き付いている。
でも新しい道路や建物で、どこがドコだか判らなくなってる事を期待して進む。
福島県へのアプローチは、いつも通り、阿賀野川沿いの国道49号線。
会津若松市をぬけ、猪苗代湖の湖畔北側をひたすら東へ進み、郡山市から国道4号線で二本松市へと進む。
コスモ石油のある交差点から県道62号線を西に進み、まずは二本松市役所東和支所を目指す。
途中、ニュースで見た看板が立っていた。
『除染作業中』
この看板を通過後に、路肩と側溝の土を袋に詰める人、草を刈ってトラックに乗せる人、それぞれ汗を拭きつつ作業されてました。
10時半前に到着。
以前、東和支所の2階には、浪江町の役場があった。
そして周辺には避難所もあった。
そういえば幼稚園くらいの子に、笑顔のオマケ付きでアメ2つ貰ったなぁ。
お返しはパン1コ。
算数できないオヤジだからねぇ、損させちゃってゴメンな〜。
東和支所や、東和文化センター内で事務をされてる方がいましたが、2年前より人が圧倒的に少ない。
そして、町内にはシャッターの閉まってる店が数倍に増えていた。
気を取り直し、国道349号線を北に進んで川俣町へ、そして通いなれた県道12号線で飯館村をぬけて一気に南相馬市へ。
南相馬市までは道路も補修されていて、若干段差は残っていたけど走りやすかった。
ライダーは誰もいない。
車も少〜ししか走っていない。
民家のない所では、人には絶対に言えない速度でかっ飛ばし、南相馬市の原町に到着した。
ちなみに、東和で写真を撮る為に止まった以外、休憩してない。
11時半にもなっていないが、休憩と早めの昼飯を兼ねて、2年前から気になってたラーメン屋へ直行!
味噌ラーメン、激ウマ!!
絶対におススメです。
他には、醤油、豚骨がありました。(4種類あったと思ったんですが、…忘れた!)
店の方から市内の近況を聞いたが、あまり芳しくないらしい。
腹も膨れたし、県道120号線を南下して今回の目的地、小高区へ向かう。
原町までは道路が整備されていたが、小高区に近づくにつれ、道路にヒビや段差が目立って増えてきた。
人の気配が減っていく。
民家の屋根にもブルーシートと、擦り切れたような土のうが載ってる。
津波を食らった民家の中は、あの時に片づけたまま、畳を積み上げたままになってる。
これ、2年前から変わってないじゃん!
変わったのは、瓦礫の山の高さが半分になっている事と、線路や田んぼが雑草に埋もれてる事だけ。
立入禁止区域が解除されて1年以上経ってるのに、インフラの整備がほとんど(全く!)行われていない。
ガッカリしたが、これからの復興に期待しつつ来た道を戻る。
地図は全く更新されなかったばかりか、かえって鮮明になってしまった。
数年後、また来よう!
本宮市まで戻ったところで、「ちょっと攻めたいな〜。」なんて思い立ち、安達太良山方向へ進路を変える。
国道459号線に乗り、土湯温泉方向へ進み、『道の駅 つちゆ』で休憩。
磐梯吾妻レークラインに向け、土湯バイパスを西に進む。
この土湯バイパスが大当たり!
景色も良いし、結構太い道路なんでソコソコ遊べる。
気持ちよ〜くレークラインを抜け、そのまま磐梯山ゴールドラインへ突入。
途中、まったりと猪苗代湖を眺める事を忘れませんよ。
国道49号線を走行中、気圧が下がってきたな〜って思ったら、ポタッ。
慌てて『道の駅 にしあいづ』に寄り、ヒップバッグのカバーを出そうとチャックを開けたが、無い!子供に貸したままだった!!
こんな時に限ってコンビニ袋も何もない。
雨の中、かっ飛ばして帰る事はできない。
なぜなら私のバード、フロントタイヤがカットスリック状態!部分的にはスリック状態!!
メッシュジャケットじゃ防水性ゼロなんで、携帯を車検証の袋に押し込み、諦めて進む。
途中から豪雨に変わり、「こりゃシャワーですか?」って思うくらいだったが、アッという間に回復し、『道の駅 阿賀の里』に着くころにはジーパンも半乾き状態に回復。
ただしパンツはぐっしょり、オモラシ状態。
どこにも寄れません。
温泉どころかコンビニにも行けません。
真っ直ぐ帰宅し、狭い風呂であきらめました。
最後に。
人も、食べ物も、景色も良い。
そして何より道がイイ!(補修されてたら、ですけど)
避難されてる方や現地で頑張ってる方が、御苦労されてるのに不謹慎な事を言います(書きます?)が、やっぱ福島県は楽しいわ!
また遊びに行こ〜っと。
走行距離 : 568km
燃 費 : 19.5km/リットル (予想以上の低燃費)
時 間 : 11h (予想通りの短時間、メシにはタップリ1h使ってます)
費 用 : 1200円 (ガソリン代は除く)
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