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世界の中心で何を叫ぶ？ [地図表示]

このツーレポは2009年オーストラリア一周ツーリング日記のとある一日の出来事です♪

○ DAIRY TRAVEL DATA ○
DATE：6/2 WEATHER：Cloudy / Sunny Very cold
TRAVEL：AerysRock Resort Stay
DISTANCE : 132km (Total 20111km)
COST：A$82 (total A$13197)
AVERAGE FUEL : 23Km/L
STAY : AerysRock Resort YHA Room

寝坊した、寒い、なまら寒い、、、ここはキッチンとトイレがそれぞれ離れなので外に出るのが億劫。しかし準備せねば！食パンをトーストへ、早くできないかな？ふとトーストへ目をやると煙が！！んなんぁ??！！そして火が、ファイヤー！がじゃじゃじゃ！！！急いで水水、、、事なきを得た、、、危なかった、旅が終わるどころか世界遺産のリゾートを全焼させるところだった。水を掛けたトースターを見ると何やら中に新聞紙のようなものが、、、誰だこのくそったれ！俺が火事の犯人になるところだったじゃないか！

トースターは動かない、、、壊れた、、、監視カメラ？ないね、、、周辺を綺麗綺麗、、、何事もなかったかのように。キッチンが焦げ臭い、、、退散、、、シーらない（爆）新聞紙を入れた奴が悪いんだ、、、でもばれたらどうしよう？（ばれないって）

トースター一個で警察呼ぶか？監視カメラ無いって、、小心者の私は暫く最悪妄想モードに入った、、、いや、でも火を出したのは俺のせいだ、、、あれがもし何かに引火していたら？想像したくも無い、、、日常には常に危険が潜んでいる、、、正直に言っても何も得しない、内緒にしておくしかない（爆）

さぁてゼルビス点検（爆）チェーンオイルよし、エンジンの掛かりよし！カタカタ音は温まると消えるからよし（オーナーズクラブのHPに温まって消えるなら問題ないと書いてあった）そりゃバイク屋はバイク屋だから少しでも悪い箇所は直せと言うよ、でも現実はもってくれるならもってくれだ。

スタンドでエア入れて出発！さむいぃぃ??！日中は歩くので暖かいと聞いたが今日も曇り空、重ね着で何を着るかが難しい。国立公園ゲートに到着！あ！登山閉鎖だ！！エアーズはここ数年登山解禁日が年三分の一らしい、気象やらアボさんの宗教的理由とか色々らしい。ここで即決！今日はカタジュラだ、明日の登山に望みを繋ごう！え？国立公園入場料$25ですか？高いですね、、、

おおお！昨日までの小さいエアーズとは違う、デカイ！デカイ！なんだこれは！！そして寒い。ごめんね、今日は先にカタジュラだよ、交差点を曲がるとうぉぉぉ！カタジュラもデカイ！奴はまだ30キロ先なのに！30キロぐらい寒くてもいいだろうと思っていたら大間違い、凍えてる、、、早く着いてくれ?！

近づくに連れてその異様な風景が目に入る、なんだこれはぁ！地球とは思えない、、、唖然、、、最初のウォーキングトラック到着。ワルパという場所で約1時間ほどの散策コースだ、、、寒い、、、寒い、、、歩いて温まろう、、、天気回復してぇ??しかし一歩くと不思議な世界に吸い込まれた、何だこれは？オームだ、ナウシカのオームだ、そんな形の巨大な岩に挟まれた登山道。そして奥の展望台から見渡す果てしない草原、せ、、、世界遺産だ、間違いない！これは衝撃！！歩く人は実にインターナショナルだ。

お？ちょっと暖かい、よかったぁ?若干太陽も見え隠れ、おっしゃ！！次だ次！今日歩きまくるぞ。お次はメインの風の谷、そう風の谷！あのナウシカのモデルになった？という仮説のある場所だが現実にそんな事は無いらしい。でもこの風景はナウシカだ、そしてオームだ、いや、あそこにコダマがいてもトトロがいても、空にラピュタが浮かんでいようと不思議じゃない。ラリアには宮崎アニメのモデルになったのでは？という場所が数多く存在するが、個人的に納得だ、正にアニメの世界だ。

ツアー客が多いね、よし！完全防寒で出発、まずは最初の展望台。オルガとはアボリジニの言葉で沢山の頭を意味する、その名の通り沢山の岩が乱立する火星のような場所だ。こ、これは！！別世界の景色に感動しながらまずは飯、取りあえず飯！全部で4時間ほどのウォーキングの開始だ。うお、、、何だここは？もはや言葉では説明不可能、ここに実際に来て歩かないとわからない、まるで異世界だ。天気はいつの間にかどぴかん！暑いんですけど、、、まったく気温差何度あるの？？

なんだろう、岩の織り成す芸術？アボリジの聖地、そりゃわかる、素人でも神々しさを感じる、素晴らしい自然だ。見てよあれ？巨大な岩のてっぺんに草原と木があるよ？まるでエデンの里だね、見てよあれ？ナウシカの死海の森だよ、うん。目を疑う光景が次々に訪れる、、、で、、、疲れた、、、結構長いトレールなので例により色々と関係ないことも考えたが基本集中していた。ナイスだ、ここはナイスだ！実に素晴らしい！満足してバイクに戻る、ちなみにゼルビス絶好調！！

暖かい帰り道、、、じゃなかった、やはりバイクは寒い、、、展望台だ！！カタジュラの全景が、、、こんな場所がこの地球上に。お！遥か彼方にエアーズ、何だこの現実感のない風景は？まるで地平線に浮かぶ蜃気楼のようだ、どうしよう？今日はもう帰る？いや時は3時、サンセット見るか？帰るか、、、暫く考えたがエアーズに向かっていた、というより吸い寄せられた。

おお！！ロックに向かう道を走るバイク！やばい！ナルシスターにはたまらん。エアーズロックを背に荒野を駆け抜ける俺と愛車、やばい、決まりすぎだ！ナルシスター全開、エアーズも俺もゼルビスもかっこいい！！デカイ！やっぱデカイ！サンセットまで時間あるのでアボリジニセンター見学。

ここはアボさんの中でもアナングという種族が管理する場所だ、文化や生活色々な事学んだ。中でもエアーズロックに登って欲しくないというのは有名だ、じゃ?登山禁止すればいいのに、、、結局金貰っているからでしょ？（国立公園代とか）矛盾だよね、、、宗教的には駄目だけど金は欲しい、、、悪いが俺は登るよ！だって俺の神はお金だから。

現代社会の神はお金だろう？お金があれば何でも出来る！重い病気の人が神に祈って直るか？違うね、お金があればその世界のトップの病院でみて貰って直るかもしれない。バイクのキャブのオーバーフローが神に祈って直るか？違う、お金を払ってバイク屋だ！所詮世の中お金だ。

そもそも神のお参りにお金を入れる文化（賽銭）あれこそ、神も金が欲しいと言うことになるじゃないか。億万長者こそ現代の神だ、何でも出来る、私は奇麗事は好かない、それが現実で世の中のシステムだ。故に私の貴重なお金を払ったんだから登らせてもらう、俺の神は俺だ！

お、いい時間だ！サンセットエリアに到着、寒い、究極寒い、、、早く日よ暮れてくれ、、、大勢の人が見守る中約一時間後に日の入りが始まった。何色にも染まると言うロックさんだが本当にそうだ、燃えるような赤、オレンジ、灰色、黒、何故？と思うほど色の変化が素晴らしい。そしてそれは一瞬だった、、、帰るぞ！うぉぉ、荒野のど真ん中で車が渋滞してるよ（笑）バイクはすいすい！寒い寒い

宿に戻りホット一息、うぉぉぉ！！今日は贅沢だ！バーベキューコースだ！昨日からずっと気になっていた、面白そうなレストラン。$27！もういい！食わせろ！！うおぉぉ！肉多数、焼きもろこし10個、焼きジャガイモ5個、サラダとフルーツ大量、、、痩せの大食いをなめるな！シティボーイのダイチは何処へ、、、手で物を掴んで食べまくる、壊れた！うぉぉ、俺に飯を食わせろ！凄い勢いで食べまくった。

飯飯飯！世界の中心より飯（笑）エアーズより飯！！正に花より団子！！（カタジュラとロックも最高でした）

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