Ninjya1000…GPZ900Rに乗る人なら絶対気になるバイクです。

　30年間でどれほどバイクが進化したのか興味津津！でありつつ乗ったら最後、
今の子に戻れないのではないかと不安を抱えてモヤモヤしていましたが、ついに試乗してきました！
高速道路メインの試乗ですよっ。
（首都高湾岸線と外環、下道）

＜スペックの比較＞
・GP900R（うちの子）１９８４年デビュー！
・排気量/乾燥重量/シート高/全長/馬力
　908cc/234kg（多少はいじって軽くしています）/790mm/2220mm/108ps

・Ninjya1000（最新型！）2011年デビュー！
・排気量/乾燥重量/シート高/全長/馬力
1,043cc/231kg/820mm/2,105mm/138ps

では、かなり長くなりますが…感想を！

（外観など）
全長が短いのと設計のおかげでかなり取り回しは向上しています。シート高も３ｃｍ程上がってますが、
シート設計のおかげで片足の半分くらいは付きます。

　敢えて言うなら荷掛けフックが少ないので、ツアラー要素が強いバイクとしてはどうなの？
と思いましたが、デザインはちゃんとニンジャしてるし、最近のKawasakiっぽくて私は好きです。

　うちの子はハンドル周りを手元に近くなるように改造してあるのですが、新型は最初から
楽々ポジションです。ミラーも非常に広角で見易い！

あと、スクリーンが可動式なので、巡航速度によって変更できるのは便利！

　メーターはタコのみアナログ。さすがレーサー直系！11000からREDゾーンなので
結構回るエンジンなのね。

ガソリン残量や時計、速度計、オドはデジタル表示です。トンネルとか夜は白地に黒字で
視認性は良いですね。もちっとデザインとかギミックで遊んでみても良いのかも。


　さて、乗ってみた率直な感想。非常に素直な機体です。

　アクセルを開けただけ加速し、腰やらステップやらで入力した分だけ可不足無く反応してくれます。
コーナリングは狙ったラインにピタッと乗せられます。ピンで狙った入力だけを拾って反映してくれる
すごく乗り手に優しい子です。クセが無いっていうのかな？

　加速はウチの子の「はぁーどっこいしょー！どたばたどたばた！」ではなく、
陸上のスプリンターのような「シュッ！スタタター（でもすごい加速）」という感じです。

　あと、全部の反応が敏感なので乗り手は楽できそうです。

　3000回転以下のトルクも意外とありますし、そこら辺からグイッとアクセルを捻ってもちゃんと
ものすごい加速をしてくれます。加速ップリは笑えます。

　サスも良いのが入っているのでしょうね、もう雲泥の差ですわ。フルカウル車やのに、
路面の段差が全然気になりません。エクセレント！うちのは古いのでカウルとか全体的に
段差を通過するとカコン！とか言いよります。曲がるときも全然違います。
（社外品、欲しいなぁ）

カウルと言えば、フルカウル車に初めて乗ったのですが、渋滞は地獄ですね。
腿肉が焼けますね！！

　さて、話を戻して車体の設計自体がしっかりしてるのかすごい低速でも（アイドリングで最徐行とか）、
高速道路でも全然ぶれません。安定しまくりです。

　ブレーキもあれだけ止まれば、充分やろなーと思いました。タッチが柔らかいので、
普段ガツッ！系ブレーキの私は最初キョドりました。

とにかくですよ、30年の時の大きさを感じました。

私は今のGPZ900Rが大層気に入っている（お金も無い）ので、しばらく乗り換える予定はありませんが、
最新のバイクってこんなにすごい！と言うのを体感できただけでも良かったです。

　ニンジャ1000は気配り＆フォロー上手で素直な細マッチョという所でしょうか。良いバイクです。
今、新車買うなら迷わずこの子買いますねー。（もしくはZ1000）

しっかし、あのレスポンスの良さは本当に悔しい！うん、本当に悔しい！