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bktr さんの日記

2011
3月 25
(金)
02:46
風評被害
カテゴリー  未分類
本文
街灯の消えた薄暗い道路をバイクで走るのにもだんだん慣れてきました。

今日の朝はあちこちにスギ花粉の黄色い粉がたまっていたけど、「放射能じゃないか?」という問い合わせが殺到したそうです。

僕は今の状況を見て、以前オーストラリアに住んでいた時のことを思い出しました。
2003年、僕はオーストラリアのゴールドコーストというところでツアーガイドをやっていたんですが、研修を終えてさあ稼ぐぞ!という時になって中国でSARSが大流行し(覚えてますか?)、観光客が誰も来なくなりました。
オーストラリアはSARSにはほとんど無関係で、感染者も国内で1人いたかどうかというレベルだったのに、「海外=危険」というイメージができてしまい、旅行者が激減したんですね。
おかげで僕はその後1年間地獄の貧乏生活を送るはめになりました。
今の状況と同じ、「風評被害」です。

株の世界でも「ファンダメンタル」と「テクニカル」ってありますけど、例え企業の業績が良くても、悪い噂が流れたりしてみんなが株を売れば株価は暴落しますよね。

リーマンショックの時だって、リーマンブラザーズが破綻したから金融危機になったんじゃなくて、破綻をきっかけにみんなが悪いイメージを持ってしまい、発注を抑えたり派遣切りしたりしたから、物が売れなくなって失業者が増えて金融危機になったというのがほんとのところだと思います。

つくづく、経済とかお金っていうのは人の考えてることがそのまま反映されるものなんだなと感じます。


被災地の人、特に原発のある福島の人たちは、これからこの風評被害とも戦っていかなければなりません。
さっきテレビでやってたけど、今は「福島」という名前が付くだけで拒否反応を示されてしまうそうです。
これは福島の人にとってはとんでもない話ですね。

経済は人の考えてることが反映されるから、みんなが「被災地はもうダメだ」・「福島は危ない」と思っていればほんとにダメになってしまうし、「大丈夫。必ずよみがえる」と信じていればほんとによみがえるのではないかと思います。

今たくさんの人が、自分に何ができるかを考えているけど、何ができるかすぐに分からない人は、まず福島や被災地の復興を心から信じてあげることから始めてみたらどうかと思います。
「危ない」・「危険」という言葉をうのみにせず、きちんと自分の目で確かめてみて、危なくないものは人にも教えてあげる。
そういう人が増えていいイメージが広がれば、福島や被災地の物も売れて人も増えて、実際に復興の手助けになるんじゃないでしょうか?


今日はちょっと偉そうなことを書いてしまいました。(^^;)

福島や被災地の復興を心から信じています!



閲覧(13477)
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投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2011-3-25 14:03  更新日時: 2011-3-25 14:03
 RE: 風評被害
その通りだと思いますね!!
tebasaki
投稿日時: 2011-3-25 20:56  更新日時: 2011-3-25 20:56
長老
登録日: 2010-11-17
居住地: 兵庫県西宮市
投稿数: 687
 RE: 風評被害
残念ながら、日本の悪いところですね。

メディアによる誤った情報と、それを鵜呑みにする私たち。
色々と問題はありそうです。

職業柄、健康に関する報道に関しては鼻で笑っていますが、何においても正しい知識は必要ですね。
というわけで、僕は信じています。

大丈夫、必ず蘇る。
bktr
投稿日時: 2011-3-25 23:22  更新日時: 2011-3-25 23:22
管理人
登録日: 2010-4-5
居住地:
投稿数: 960
 RE: 風評被害
>gimmicさん
被災地は早くいいイメージを取り戻してほしいですね!

>tebasakiさん
鼻で笑うような話もたくさん出ていますね
ちゃんと自分で知識をつけないとダメだな〜と思います

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