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巡礼街道、ヤコブの道スペシャルツアー [地図表示]
2011-8-31 2:24 投稿者: Z (記事一覧) [ 16hit ]
ドイツ・マンハイムにて、ビンテージバイクでのガイド付きツーリングツアーを主催されているハラルド・ザワーさんより、巡礼街道(The Pilgrimsway)・ヤコブの道のツーリングレポートが届きましたので掲載します。



通りすがった女性に道を訪ねてみると、「聖ヤコブの道ですか。んー、ちょっと知りませんねぇ」との答えが返ってきました。彼女は、自分の町にそういう名前の道があったかどうかを考えていたようです。でも、私たちが求めているのは、何百年も前からある、歴史的な道。中世よりスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かって巡礼者が辿り、ヨーロッパ中に網の目のように張り巡らされている、今日でも有名な「ヤコブの巡礼街道」なのです。

バイクツアーは、フランクフルト近郊、メイン川沿いにあるヴェルトハイムから始まります。ここは、第2次世界大戦中、たくさんの米軍兵士たちが駐屯していました。まず、有名なシュパイヤーを通過してから、フランスの町、メスへと向かいます。

このツアーは、4〜5日間の日程で、約850mを走行します。出発地点のシュパイヤーは、中世、アルプス山脈の北部で最も大きな聖堂であったシュパイヤー大聖堂を擁する歴史的な町です。フランクフルトからは車で約100m、1時間ちょっとの所にあります。

すでに私たちは、このルートを2011年春に駆けぬけました。日常を忘れ、自分自身をリセットし、平穏を満喫したい方におすすめのルートです。


第1日目
まずシュパイヤーを横切り、情緒あふれるハイデルベルクに向かいます。途中、ノイブルク修道院で最初の小休憩をとります。

さらに、ヒルシュホルン、エバーバッハへと向かい、「オーデンヴァルト」を横切ります。「オーデンヴァルト」は、幹線道路のほかに、毎回素敵な小道が見つかる、ツーリングには絶好の場所です。そして次は、エンゲルベルク修道院に止まります。修道院では休憩をしつつ、メイン川渓谷の景観をお楽しみください。

休憩を終えたら、ヴェルトハイムへ出発ですが、その前に、あるプレゼントを皆様にご用意しています。フランシスコ修道会の修道士によって今日も維持されているこの修道院で、私たちのバイクのために道中の無事を祈る礼拝を捧げていただきます。

ハルトハイムや、タウバー川の素敵な渓谷を存分に満喫しながら、ヴェルトハイムへ向かいます。第1日目の宿泊場所であるブロンバッハ修道院で、このツーリングに参加している方々のために、修道院を個別に案内していただきます。

ご希望であれば、夜の礼拝に参加することも可能です。第1日目はここで終了です。夜には、伝統的なドイツの「Gasthaus(何百年も続く伝統的な居酒屋)」で楽しいひと時をお過ごしください。


第2日目
豪華な朝食で第2日目が始まります。朝食後は、渓谷すぐ横のツーリングに最適な小道を走りながら、タウバー渓谷を通り、タウバービショフスハイムへと向かいます。

修道院での素敵な思い出を胸に、先に進みましょう。もちろん、私たちが走る道は、小さくて長閑な道ばかりです。いくつかのお城や城塞を横目に走ると、お昼にはシェーンタール修道院に到着します。ここは、ヤグスト川沿いに位置し、絵画のような景観を楽しめるほか、前日と同様、私たちのために、特別に中を案内していただきます。

バイクを修道院の庭に止め、ピクニックを楽しみましょう

ヤグスト川を越えて、情緒溢れる渓谷や森を通ると、ネッカータールに到着です。

歴史的な町バード・ウィンプフェンで散歩を楽しんだら、クライヒガウス丘陵を越えて、シュパイヤーに戻ります。壮大にそびえ立つ、シュパイヤー大聖堂に近づくにつれ、格別な思いが胸にこみあげてくるでしょう。まるで中世の聖ヤコブの道にタイムスリップしたような感覚を実感できるはずです。夕方にはぜひドームを訪れて、旅の思い出を振り返ってみてください。

夜は、伝統的なドイツ料理をお楽しみください。


第3日目
第3日目は本格的にツーリングを楽しみます。1日の終わりには、約300キロを走っているはずです。歴史ある巡礼街道に沿って、プファルツ地方を横切ります。前日に引き続き、小さな横道やカーブ、そして素晴らしい景観を満喫できるはずです。プファルツ地方の山地を越えたら、まずバイカーの集まるヨハニスクロイツへ。その後、ベルヴァルトシュタイン城へとツーリングします。

昼食は、ホルンバッハ修道院でいただきます。

昼食後は、フランスのメスへと向かいます。
夕方には、中世に建てられた荘厳華麗なメス大聖堂に到着です。前日と同様、特別に中を案内していただきます。

美しいメスでは、フランスやオリジナルのフレンチ・ライフスタイルを満喫してお過ごしください。宿泊には、町郊外にあるカントリーハウスをご用意しています。もちろん夜には、フランス料理を存分に堪能していただけます。


第4日目
シュパイヤーへと戻ります。ツーリングの思い出を胸にメスを出発し、小道を通ってプファルツ地方を横切ったら、シュパイヤーのホテルに到着です。

途中、何回か休憩をはさむほか、ジグリッドさんが待つ湖のほとりでピクニックを楽しみます。

ツーリングは、シュパイヤー大聖堂の前で終わりです。夕方はビアガーテンでゆっくりと食事をお召し上がりください。

本来、巡礼街道は自分たちの足で歩くものです。このツーリングでは、そのほんの一部を楽しむだけですが、それでも精神の落ち着きを取り戻し、日々の雑念を遮断することができるでしょう。このツーリングロードでは、様々な景観や地形を見ることができるほか、建築様式や何世紀も前に敷かれた古い道を楽しむことができます。巡礼街道のシンボル、ホタテ貝はきっと心に残ることでしょう。

ハラルド ザワー
2011年5月
Für Palatina-Vintage-Bike-Event

Palatinaビンテージバイクイベント ホームページ
シュパイアーの近くにて
シュパイアーの近くにて
ハイデルベルグの街
ハイデルベルグの街
シュパイアー大聖堂の前で
シュパイアー大聖堂の前で
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ホームページURLhttp://www.palatina-vintage-bike-event.de
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コメント一覧

bktr  投稿日時 2011-9-5 23:31
てばさきさんコメントありがとうございます!

僕が行った訳じゃないんですが、ヨーロッパって陸続きだから国境越えるツーリングも大したことないんでしょうね


ハイデルベルグ死ぬほど行きたいです!!!

tebasaki  投稿日時 2011-9-5 22:34
ついに海外のツーリングレポートが届きましたか!
凄いですねぇ・・・ドイツ〜フランスと国境を跨いだツーリングですね!

写真も凄く綺麗で、こういうところを走ってみたいなぁという気になってしまいますね。
国内では味わえない、良い景色なんでしょうねぇ・・・。

しかし、流石ドイツ、やっぱりBMWなんですね(^^;
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