7月12日:晴れ 走行距離 167.5km
いよいよ今日から北海道の旅が始まる!漫画喫茶は閉鎖された空間なので、外に出るまで天気がわからない。
重い荷物を汗だくで運んで外に出ると、残念ながらどんよりした天気だった。まぁ、苫小牧の朝は何時もこんな感じだ。
気を取り直して、北海度ツーリング2017スタート!
まずは朝ごはん、苫小牧で朝ごはんといえば「マルトマ食堂」がテッパンだ。
ホッキカレーで有名な、安くてボリューミーな港の大衆食堂。
現地に到着すると、感じの良いおじさまがお出迎え、平日なので直ぐに店内に案内された。港の一部を食堂に改築した、いい意味で雑多なお店は旅情を誘う。店内には所狭しと有名人のサインがズラリ。今回は「生ホッキ丼」1100円を注文、とても甘くて、癖になる歯ごたえだった。
早速北海道の食事を満喫したお次は、北海道の温泉を満喫しようじゃないか!北海道を代表する温泉街、登別を目指してひた走る。
苫小牧を抜けると、陽も出てきて、急に暑くなってきた。北海道らしい、道幅が広い、信号のない、アベレージスピードの速い道路に戸惑う。
毎年これを求めて北海道に行くのだが、最初は何時も戸惑う、日頃いかに首都圏の渋滞に洗脳されているか分かる(笑)
登別温泉に入ると、天気は快晴、本州のそれと大して変わらない暑さ。
バイクを公共の駐車場に停めて、登別唯一の日帰り温泉施設「 夢元さぎり湯」を頂いた。
源泉掛け流しの綺麗な施設で420円!いかにも温泉らしい硫黄の匂いにテンションが上がる。
長い船旅の疲れが一気にぶっ飛んだ!休憩室で休憩していると「ここの温泉の泉質は登別でダントツだよ!」と受付のおばちゃんが語ってくれた。
でも確かに、登別は今まで数回訪れているが、ここの温泉はいい意味で何かが違う。
さっぱりした体と心で、ワインディングを攻めてみよう!僕と愛車はオロフレ峠へとハンドルを切った。ここは濃霧がデフォな峠だが、今日のこの晴れっぷりなら期待が持てそう。
実際途中までは「これぞ北海道の道」と叫びたくなる、緑溢れる大自然の中を爽快に走ることができた!
そして峠、完全に霧に包まれて何も見えないという定番の結果に終わる(笑)まさに飴と鞭!
峠を降りると、腹がすいてきた。
北海道にいると、バイクの燃費は良くなるが、ライダーの燃費は圧倒的に悪くなる。
通りすがりの田舎道に良さげなラーメン店を発見、思わずUターン。
洞爺湖のほとりにある壮瞥町の「ピッパラの森」きのこラーメンが有名らしい。素直に、きのこラーメンを注文、きのこの歯ごたえと北海道の味噌ラーメンのコラボ、これは当たりのお店だ!
腹が満たされたので、発散するために洞爺湖を見渡せる「壮瞥公園」を目指す。入り口まで来ると急坂で荒れた道、、、うーん、、、ちょっと考えて登りだす。
こ、怖い、、、まだ愛車の巨体に慣れていないので、狭い道は本当に気を使う。本来であれば、トラコンをはじめとする電子制御の数々が一番活かせる場所なのだろうが、、、
どうやら、まだまだ最強の旅バイクことR1200GSは、僕にとって宝の持ち腐れらしい。
ちなみに肝心の景色は晴天のおかげで、素晴らしいものだった、まさに洞爺湖を見渡せるという言葉通りの眺め。
楽しいけれど、さすがに暑さで体が参ってきたので、途中湖畔の公園で休憩。セイコーマートのエナジードリンク、初めて飲んだけど中々美味しい、これは今回の旅で重宝しそう(笑)
さて、そろそろ今日の寝床へ向かおうか?今日の寝床は長万部のキャンプ場、ここから50kmちょい。
本州の50kmは2~3時間かかるが、北海道の50kmは1時間、とらえたのも同然。
途中、長万部の海沿いを貫く、北海道らしいスーパー直線道路に笑顔になりながら、無事にキャンプ場到着。
「長万部公園キャンプ場」初めて訪れたが、とても綺麗でロケーションが良いキャンプ場に満足!これで500円だから、北海道に慣れると本州のキャンプ場には泊まれなくなる(笑)
久しぶりにテントを張って、愛車と寛ぐゆったりとした時間。
今日の走行距離は160kmちょい、僕はこれくらいの距離がちょうどいい。
急ぐこともなく、気に入った場所があればジックリ、カフェがあればコーヒー、行き当たりばったり、のんびりした旅。
その後、近所の温泉銭湯に入ってさぱりした僕は、キャンプ場でパソコン開いて仕事もこなす。なんだかとても充実している、これで初日?こんな生活が2週間続くとか天国ですか?
明日は3年ぶりの函館を目指す!
→北海道ツーリング2017 PART1はこちら→北海道ツーリング2017 PART3はこちら